七年に一度の盛儀 善光寺御開帳
数え年で七年に一度、秘仏である御本尊の御身代わり 「前立本尊」(鎌倉時代・重要文化財)を本堂にお迎えして行う「善光寺前立本尊御開帳」。仏都の春、御仏とのありがたいご縁が生まれます。
遠くとも一度は詣れ善光寺
「遠くとも一度は詣れ善光寺」といわれるように、善光寺は宗派を超えて全国の老若男女から篤い信仰を集めてきました。特に、絶対秘仏の御本尊のお身代わりである、前立本尊のお姿を拝むことがかなう、善光寺御開帳には古くから数多くの参拝者が訪れました。平成27年3月14日には北陸新幹線長野駅〜金沢駅間が開業し、ますます利便性が高くなります。この機会に、ぜひごゆっくり善光寺をご参拝ください。回向柱に触れて如来さまとのありがたい結縁
回向柱とは、卒塔婆の一種で、御開帳期間中に本堂前に立てられる高さ約10mの柱です。前立本尊の御手と「善の綱」によって結ばれるため、前立本尊に触るのと同じ御利益あるといわれます。
お数珠頂戴
本堂前
お朝事などの法要の法要の導師を務める大勧進貫主、大本願上人が本堂を往復する際、参道にひざまずく参拝者の頭を数珠でなで、功徳を授けます。
お朝事
本堂
日の出とともに本堂で始まる、善光寺全山の僧侶が出仕して務める厳かな法要。毎日欠かさず行われています。御開帳期間中はこの時に前立本尊の厨子の扉が開かれます。御開帳期間中のお朝時の時間は下記の通りです。
御印文頂戴
本堂
善光寺の宝印を額に押された者は極楽往生が約束されると信じられています。毎年1月7日〜15日に行われていますが、御開帳期間中は毎日頂戴できます。(午前8時30分〜入相[午後5時])
松代から寄進される回向柱 〜三百年余の歴史、脈々と今に〜
宝永4(1707)年現本堂が再建された際、松代藩が幕府から普請の監督を任されました。それが縁となり、現在まで三百年余にわたって松代から寄進されています。
長野市七瀬中町276
長野商工会議所内
TEL 026-227-2428
善光寺御開帳奉賛会
写真提供:善光寺